- この1冊でサポートグループ・アプローチの概要がわかる
- 実践例でサポートグループ・アプローチを学べる
- ワークシートを活用して簡単に始められる!
あなたはサポートグループ・アプローチという手法をご存知でしょうか?
サポートグループ・アプローチは学校現場において、
いじめや不登校を解決する手法として取り入れられています。
私は2009年からいじめや不登校、発達障がいなどの課題にこの方法を実践し、数多く結果を得てきました。
この経験を活かし、目白大学人間学部心理カウンセリング学科 教授 黒沢幸子先生と共同執筆で「サポートグループ・アプローチ 完全マニュアル」を書き上げました。
この本はサポートグループ・アプローチを学んだことがない人でも、基本から実践までを学べるようにわかりやすく解説しています。
また、私の実践事例を通して、サポートグループ・アプローチで子供達にどのようなプラスの変化があるのか解説します。
さらに、サポートグループ・アプローチを実践したことがない方でも、
明日から実践出来るようにワークシートを作成しました。
この記事ではそんな「サポートグループ・アプローチ 完全マニュアル」のご紹介をしたいと思います。
Contents
サポートグループ・アプローチ 完全マニュアルの概要
まずは、本書の概要について解説します。
1時間でわかるサポートグループ・アプローチ
第一章では、サポートグループ・アプローチの概要についてお話します。
解決志向アプローチ+ピア・サポートのハイブリッドがサポートグループ・アプローチ
- 解決志向アプローチ:解決のマスターキー
- ピア・サポート:仲間の力を活かす
- サポートグループ・アプローチとは
- 解決志向アプローチの面談の流れ
サポートグループ・アプローチは解決志向アプローチの考え方を元に、
ピア(仲間)の力を借りていじめや不登校などで悩んでいる子どもをエンパワメントしてゆきます。
その考え方や面談の流れを図を用いて詳しく解説しています。
サポートグループ・アプローチの流れを徹底解説!
この章ではサポートグループ・アプローチの流れをさらに詳しく解説してゆきます。
サポートを必要としている子どもの”保護者”の方の面談から始まり、
本人やサポートグループとの面談を繰り返し、支援を必要とするその子どもを取り巻く周囲の方々の力を借りて、本人を支援してゆきます。
- ステップ1 保護者との面談
- ステップ2 サポートを必要とする子どもとの面談(初回)~サポートグループのメンバーを特定~
- ステップ3 サポートグループ会議(初回)~サポート活動のプランニング~
- ステップ4 サポートグループによるピア・サポート活動
- ステップ5 サポートを必要とする子どもとの面談(2回目以降)~振り返り~
- ステップ6 サポートグループ会議(2回目以降)~振り返りとシェアリング~
- ステップ7 サポートの必要性の有無を確認
実践例で学ぶサポートグループ・アプローチ
第3章では、私や私の仲間が学校現場で実践した、実際の事例を元に、サポートグループ・アプローチをさらに深く学んでゆきます。
1 いじめ 加害者との関係修復が望みだったハナエの事例
2 不登校 修学旅行をきっかけに再登校した長期不登校のケンイチの事例
3 発達障がい 発達障がいの二次障害で集団に適応できなかったアキコの事例
4 小学校編 保健室登校から教室復帰したダイチの事例
より深刻ないじめや不登校などの問題への対応は
いじめ、不登校、発達障がいの子への応用など、様々な事例においてサポートグループ・アプローチで支援した事例を解説しています。
巻末 サポートグループ・アプローチ ワークシート集
巻末には本書の最大の特典である、
ワークシート集を皆様に公開しております。
サポートグループ・アプローチを実践してみたいけれど、どうやって始めれば良いのかわからない‥。
そんな声にお答えし、私が実際に使っているワークシートを公開致しました。
- サポートを必要とする子どもとの面談(初回)記録用紙
- サポートグループ会議 記録用紙
- ピア・サポートプラン
- サポートを必要とする子どもとの面談(2回目以降)記録用紙
- サポートグループ・アプローチ 振り返り
- スケーリング・クエスチョン
- エナジーチャート
このワークシートをコピーして使っていただければ、
その日からサポートグループ・アプローチの実践が出来ます。
本書は実践を始めた頃の私が読んでも理解しやすいように書きました!
きっと、これからサポートグループアプローチを学びたいあなたのお役に立ちたいと願っています。
本書が出版されてから、多くの感謝の声をいただいております。
サポートグループ・アプローチ 完全マニュアル出版から4年
「サポートグループ・アプローチ 完全マニュアル」が出版されて4年が経ちました。
本書をお読みいただき
- 「不登校が解消されました」
- 「とても楽しく取り組めました」
- 「この方法で対立が解消しました」
- 「サポートグループを結成し本人が希望を持ち始めています」
など沢山の方々からのご報告をいただいております。
本当に嬉しい限りです!!
ストレスで胃を痛めながら、頑張って書いた甲斐がありました(笑)
一方で、
- 「担任の先生に理解してもらうのが難しい……」
- 「グループのメンバーを決めるのはどれがベスト?」
- 「あの子に関わるとサポートグループの子ども達が傷つくからと言われ……」
などのお声もいただいております。
本書を読んで、さらに深くサポートグループアプローチを学び、実践したからこそ出てくる悩みですよね。
北海道に在住の方は私が主催している「サポートグループ・アプローチ研究会」に参加して下されば、
こうした悩みを解決するヒントが得られると思います。
是非参加してみて下さい。
また、わからないことがあれば、お気軽にメールで相談していただいて構いません。
可能な限り対応させていただいております。
「愛のあるハグをあげるから授業行こーよぉ〜〜」
サポートグループのひとりの子どもの一言が、
サポートを必要とする本人と周りをとても温めてくれた昼休みのひとこまです。
本書をきっかけに、「サポートグループア・プローチ」が、実践くださるみな様と一緒にが進化、成長していくことを願っています!
それでは、また次回記事でお会いしましょう!
この記事では、私が執筆した本である「サポートグループ・アプローチ完全マニュアル」のご紹介をしたいと思います。
これからサポートグループアプローチを学びたい皆さんの”教科書”として、多くの方に読んでいただいております。