サポートグループ・アプローチ研究会は、
子どもと関わる全ての大人や対人援助に携わる全ての方々とともに、「サポートグループ・アプローチ」の理論や実践方法について、様々な角度から学び合い、可能性を探る研究会です。
当研究会は2015年11月から
サポートグループ・アプローチのバックボーンにある
「解決志向アプローチ(ソリューション・フォーカスト・アプローチ)」と
「ピア・サポート」の理論や実践方法について研修し続けています。
当研究会では参加者同士が一緒に学び合い、実践の可能性を探る活動を続けています。
また、当研究会では、
様々な講師の先生をお招きして開催する研修会と、
毎月解決志向アプローチのテーマに沿って勉強する定例勉強会を行っております。
この記事は今までの研修会および、定例勉強会の実績をまとめています。
サポートグループ・アプローチについてはコチラの記事を参照して下さい。
→【サポートグループ・アプローチはいじめや不登校問題に使える!】
研修会 活動実績
2015年
11月14日(土) 第1回
「サポートグループ・アプローチ入門編」
講 師:八幡 睦実 小樽市立望洋台中学校
サポートグループ・アプローチの全体の流れや基礎知識について
エッセンスを簡潔にお伝えしました。
また、参加者のみな様がお互いに自分の内にあるリソース(持っている力、良いところ、頑張っていること等々)を探す
ワークを実際に体験していただきました。
12月5日(土) 第2回
「WOWW教室での解決編~うまくいっていることに取り組む~」
実践発表: 谷越 秀樹 旭川市立東明中学校
講 師: 八幡 睦実 小樽市立望洋台中学校
「WOWW」とは、Working On What Works (うまくいっていることに取り組む)の
頭文字に由来します。
子ども達の一人ひとりの持っている力やうまくいっていることに焦点をあて
学級指導、生徒指導、教育相談、日常的な児童生徒との関わり、
学級経営、保護者との協働、教職員間の連携などの
教育実践に「解決志向アプローチ」の発想や対応方法を取り入れた方法です。
学校教育に活かす種々の方法を参加者のみな様と一緒に
様々な角度から学び合い、可能性を探りました。
2016年
1月7日(木) 第3回
「解決志向アプローチ実践編」
講師:八幡 睦実 小樽市立望洋台中学校
講師:吉岡 大策氏 吉岡塾塾長
解決志向アプローチの面接の流れとそのポイントについて
そして、解決のかけらと呼ばれるリソースや例外(ほんの少しでもうまくやれていること、やれている時等々)を
引き出し、解決のゴールを設定するのに役立つ「スケーリングクエスチョン」など
サポートグループ・アプローチ実践の流れを通して学び、体験して頂きました。
ゲストに
吉岡塾の塾長 吉岡大策先生に
一般財団法人しつもん財団魔法の質問KIDSから
やる気をスイッチを引き出す魔法の質問等々について学ばせて頂きました。
1月8日(金) 第4回
「ピア・サポート~仲間の力を引き出す~編」
講 師: 八幡 睦実 小樽市立望洋台中学校
実践発表: 荒谷 豊明 北海道手稲高等学校
大人の力だけや子どものだけの力では難しいけれど
みんなの力で連携、協力し
グループダイナミクスの力を有効活用するサポートグループ・アプローチの
ピア・サポートについてお伝えし、体験して頂きました。
私達が、一歩後からリード、アシストするポイントや
子ども達がお互いに協力しより良い仲間支援をするために必要なスキルやサポート活動の実際
他者を思いやる大切さなどを学びました。
北海道手稲高等学校 荒谷 豊明先生には
日本昔話から視点と表現についての実践を伺いました。
2月6日(土)
第5回
「サポートグループ・アプローチを実際に使うために」
講師:八幡 睦実 小樽市立望洋台中学校 養護教諭
提言:小西 亜紀 小樽市立塩谷小学校 養護教諭
いじめが原因で保健室登校になった子どもに適用したサポートグループ・アプローチの実践事例を通して
サポートグループ・アプローチの底地からをお伝えしました。
サポートを必要としている子どものためのグループメンバーの特定のポイントや
メンバー以外の子ども達への対応、
チームで進めていこうとする時に生じるつまづき等の疑問や課題を解決し進化していきました。
7月23日(土) 第6回
「解決志向アプローチの原則と応用~子ども達と向き合う全ての方々へ~」
講師:阿部 幸弘(精神科医)こころのリカバリー総合支援センター所長
子ども達の持っている力を引き出すためのかかわり方や声かけ、
ベースとなる解決志向アプローチの考え方の原則とその応用について
阿部幸弘先生の魅力溢れる講演と体験で学びました。
9月3日(土) 第7回
「解決志向アプローチを体験してみよう!Let’s! ALL Day Experience
講師: 竹之内裕一 Master Solution- Foeused Petitioner/ソリューションランドDesk
解決志向アプローチを現場でもっと活用できるその方法について
ソリューションランド主宰の竹之内さんから
一歩踏み込んで学び&体験をしました。
12月3日(土) 第8回
「サポートグループ・アプローチ~発達心理学の知見から~」
講師:扇子 幸一 北海道教育大学札幌校教授
サポートグループ・アプローチを発達心理学の知見から捉え
現場で使える発達心理学として
愛着の問題や仲間関係の発達
ピア・プレッシャー、グループダイナミクスの持つ力などについて
学びを深めました。
2017年
1月10日(火) 第9回
「学校でのピア・サポートのすべて」
講師: 森川 澄男 日本ピア・サポート学会 会長
温かい学級、学校文化を創造するピア・サポート
子ども達の持っている力を引き出し、ピア(仲間)の力を活かし
相互支援で個や学級の課題を解決していく概念を学び体験しました。
6月10日(土) 第11回
いじめなどの学校課題への対応に解決志向を取り入れたサポートグループ・アプローチ
講師:スー・ヤング(英国在住)、通訳をピーター中西(千歳市)
全国から参加者53人の参加者がサポートグループ・アプローチを学びました。
9月17日、18日 第11回ソリューションランドin小樽大会開催
サポートグループ・アプローチ研究会が主体となって
小樽運河プラザ(小樽観光協会)を会場に
大会開催にあたり企画運営のお手伝いをさせて頂きました。
全国から13人の講師の先生をお招きし、100人の方々に参加頂きました。
講師:
- 津川秀生(吉備国際大学教授)
- 黒沢幸子(目白大学教授)
- 相場幸子(母子相談室みみずく)
- 八幡睦実(小樽市立望洋台中学校養護教諭)
- 内藤晃宏(富良野市立鳥沼小学校校長)
- 岩岬慶明(旭川市立北鎮小学校教諭)
- 森谷満(北海道医療大学心療内科医)
- 中田哉子(株式会社トゥルーカラーズ代表取締役)
- 菱田準子(立命館大学大学院教職研究科教授)
- 阿部幸弘(こころのリカバリー総合支援センター長、精神科医)
- 足立智昭(島根大学教育学部教授)
- 長田清(長田クリニック院長精神科医)
- ソリューションランド竹之内裕一
2018年
3月17日(土) 第12回
講師:津川 秀生 吉備国際大学教授
全国から48人の方々に参加頂きました。
11月11日(土) 第13回
講師: 相模 健人 愛媛教育大学 教育学部j准教授
2019年
2月21日(木)第14回
「エクスポージャー療法」
講師:岡嶋 美代 株式会社ビーティーシー代表取締役、専門行動療法士
定例勉強会 活動実績
2019年
第1回 1月23日(水) 18時30分~ 北海道 小樽市勤労女性センターにて開催予定
解決志向アプローチ面接「問題解決から解決構築へ」
講師:八幡 睦実 小樽市立望洋台中学校
詳細やお申し込みはメールにて受付中
第2回 2月13日(水) 18時30分~ 北海道 小樽市勤労女性センターにて開催予定
解決志向アプローチ面接「傾聴・知らないという技法」
講師:鈴木章実代
第3回 3月13日(水) 18時30分~ 北海道 小樽市勤労女性センターにて開催予定
解決志向アプローチ面接「目標・ウェルフォームド・ゴールを作る」
講師:鈴木章実代 北海道家庭生活総合カウンセリングセンター 家庭教育カウンセラー
第4回 4月26日(金) 18時30分~ 北海道 小樽市勤労女性センターにて開催予定
解決志向アプローチ「解決の材料としてのリソース・例外」
講師:武田志津子 小樽市役所生活福祉課 (精神保健福祉士、社会福祉士)
コメントを残す